SSブログ

ねじれた絆 参考文献 是枝裕和 [映画]

スポンサーリンク




「そして父になる」について
お伝えします。

みなさんは、2013年の是枝裕和監督作品
「そして父になる」
をご存じしょうか?

第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式に出品され
第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞を受賞した映画なんです。

素晴らしい映画を鑑賞した際に
海外では(最近では日本でも)観客が総立ちになる
スタンディングオベーションが起きますが、
この「そして父になる」は
上映終了後、10分間にも及ぶ
スタンディングオベーションが起きる程の
賞賛を受けました。

このすさまじい反響を受けて、
公開日を2013年10月5日から
同じ年、2013年9月28日に繰り上げました。

また、全国で先行上映を行うなど
順風満帆の走りだしをみせました。

この、是枝裕和監督作品の「そして父になる」なのですが
「そして父になる」を制作したフジテレビと
「ねじれた絆」を出版している文藝春秋との間に
トラブルが起きているようなんです。

映画「そして父になる」のストーリーを簡単にご紹介しますと
福山雅治さん演じる野々宮良多と
尾野真千子さん演じるその妻を
二宮慶多さん演じる1人息子の慶多
は幸せな日々を過ごしている。
そんな折、慶多を出産した病院から「重大なお知らせがある」
と、呼び出され、
出産時に赤ちゃんの取り違えがあったことを話される。
取り違えられた、もう一組の家族
斎木家(リリー・フランキーさん、真木ようこさん)と会い、
これからどうするのが、
本当に幸せであるか、
葛藤していく中で1人息子慶多の思いに気づいていく・・・
というような内容です。

一方の「ねじれた絆」は
1977年に実際に沖縄であった
赤ちゃんの取り違え事件を追いかけたルポタージュです。

赤ちゃんの取り違えを取り扱っている
この2つの作品。

確かに、類似点が多いのです。

この「ねじれた絆」が
「そして父になる」のエンドクレジットに
参考文献として
上がっています。

この話だけだと、特に何の問題も内容なのですが
参考文献としてクレジットに乗せる経緯に
問題が発生したようです。
まず、
参考文献としてクレジットに入れたいとフジテレビ側から
著者の奥野修司さん、文藝春秋に承諾の連絡が入ったのが非常に遅かった。
カンヌの直前になって、事後承諾を求めたこと。

次に
文藝春秋側の要求で
“『ねじれた絆』にインスピレーションを受けた”ということを
会見やインタビューを受ける際には
是枝裕和監督に話してほしいということ。

これに関しては>
今年5月に行われた関係者向けの映画試写会の
上映終了後に 是枝裕和監督は
「『ねじれた絆』を読んだときから映画にしたいと思っていました」
と、著者の奥野修司さんと文藝春秋の担当者に
直接話しているようです。

しかし、その後
是枝裕和監督が約束を果たしたメディアへの
「ねじれた絆」に対するコメントはわずか
2媒体
しかも、是枝裕和監督は読んだことがある程度
というコメント。

これに対して
著者の奥野修司は
「ねじれた絆」をひとりでも多くの人に知ってもらうよう協力する
とした、約束が十分に果たさていないと感じるのはざんねんです。
と、

同じく
文藝春秋も
「『ねじれた絆』は奥野さんが17年間にわたり取材を重ねて、ようやく形となった作品です。映画の製作、宣伝に際して、そのことに充分な敬意が払われていたら、もっと多くの人が『ねじれた絆』の存在を知ることになったと思います。今後については先方の努力に期待するしかないですが、具体策を示してほしいとは伝えてあります」(文藝春秋)

とコメントをしています。

これに対して
フジテレビ側は
「参考文献として扱うと話している」
とのこと、

両者の間には、かなりの溝がありそうですね・・・


<スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。